コンテンツ作成の経過報告

コンテンツ作成の経過報告ができていませんでした。
遅ればせながら、作成過程を報告しておきます。

◆カリキュラムの作成
11月にカリキュラムをほぼ確定しました。全体を「情報リテラシー」、「学習科学」、「インストラクショナル・デザイン」の3つのパートに分け、それぞれのパートをさらに9つのトピックに分けることにしました。1回の受講で1つのトピックを学習することにし、15分程度で1トピックの視聴を行えるように設計しています。
静岡大学、金沢大学、名古屋大学のスタッフがこのカリキュラムのもと、3つのパートに分かれて、トピック原稿の作成を担当しています。

◆コンテンツ作成業者の確定
コンテンツの作成は、株式会社DNP中部さんが担当してくださることになりました。
1月末からは、毎週ミーティングを行い、内容の確認を行いながらコンテンツ作成を行っています。
2月に入ってからは、さらにインストラクショナル・デザインの観点から監修をしていただくため、青山学院大学の権藤先生にもチームに入ってもらうことになりました。

◆3月末の納品を目指して。
原稿の修正やコンテンツの直しが予想以上に発生し、最後の確認作業を進めています。3月28日の納品になんとか間に合いますように!

ILIライブラリアン育成事業についての報告をします。

第10回大学教育セミナー 「『学びの場』に向けた大学図書館の再構成を考える―学習支援促進のための三大学連携事業の中間報告」

金沢大学 大学教育開発・支援センターが開催するセミナーにおいて、Information Literacy Instructionライブラリアン育成事業の報告をすることになりました。

日時:平成24年12月8日(土)13時〜17時30分
場所:金沢大学サテライトプラザ3階集会室

基調講演
井上真琴 氏(同志社大学 学習支援・教育開発センター 事務長)
大学図書館員が持つべき「学習支援力」とは何か?−情報リテラシー教育を焦点にして−」

http://www.rche-kanazawa-u.jp/info/2012/20121101.html

「学習支援促進のための三大学連携事業に関する協定」を締結しました。

このILI-L育成事業は、金沢大学附属図書館、静岡大学附属図書館、名古屋大学附属図書館の3大学が力を合わせて行っています。その協力体制を明確にするために、この度、「学習支援促進のための三大学連携事業に関する協定」を締結しました。


締結式は、平成24年6月21日(木)に第59回国立大学図書館協会総会の会場であるANAクラウンプラザホテル神戸10階の会議室「カトレア」において、柴田正良金沢大学附属図書館長、加藤憲静岡大学附属図書館長、佐野充名古屋大学附属図書館長の出席の下に行われ、協定書の署名、交換がなされました。

現在、大学図書館では、図書館の持つ資料とデジタル情報・資料を活用しながら、グループで自主的、自律的な学習をする場として、ラーニング・コモンズの設置が進められています。この連携事業は、ラーニング・コモンズを持つ、東海北陸地区の三大学附属図書館が三大学のリソースを有効に活用し、効果的な学習支援サービスを共同して行っていくというもので、留学生への支援、海外の大学図書館との連携も視野に入れて、学習支援に取り組むと同時に、学習支援を進めていく際に不可欠な図書館職員の育成も行っていきます。

事業内容
1.ラーニング・コモンズを活用した学生への学習支援の促進に関すること。
2.留学生への学習支援に関すること。
3.国際連携(海外の大学図書館との事業の連携)による学習支援の強化に関すること。
4.学習支援を担当する職員の育成に関すること。
5.その他学生への学習支援の促進に必要な事業に関すること。

金沢大学附属図書館ラーニング・コモンズ KULiC-α 
http://www.lib.kanazawa-u.ac.jp/kulic/index.html

静岡大学附属図書館 Learning Park
http://www.lib.shizuoka.ac.jp/riyo/?kannnai_honkan

名古屋大学中央図書館ラーニング・コモンズ
http://lc.nul.nagoya-u.ac.jp/

キックオフミーティングを開催しました!

名古屋大学附属図書館はこの度、公益法人図書館振興財団様の助成をいただけることになり、Information Literacy Instruction ライブラリアン育成事業(長いので、以下「ILI-L育成事業」とします。)を始めることができました。
この場を借りて、お礼を申し上げたいと思います。

ILI-L育成事業の内容は次のとおりです。

【目的】
情報リテラシー教育の推進を担う図書館職員が情報リテラシー教育を企画、実施する能力を、大学図書館がその経験を生かし、広く館種を問わず育成する。

【実施内容】

  1. 標準化事業
  2. 育成事業
    • eラーニングと研修会、ワークショップ等を組み合わせた、ブレンド型eラーニングシステムの構築

ILI-L事業は大きくこの2つからなりますが、今回の助成では、育成事業におけるeラーニングシステムの構築を行います。
また、この育成事業は、「学習支援促進のための三大学連携事業に関する協定」に基づいて、金沢大学附属図書館、静岡大学附属図書館の協力を得て、実施いたします。

さて、事業を始めるにあたって、関係者が集まってキックオフミーティングを行いました。

日時:平成24年5月24日(木)13:30〜15:30
場所:名古屋大学中央図書館

金沢大学、静岡大学名古屋大学の図書館職員と先生方、加えて、三重大学の先生にもご参加いただき、5月にしては暑い日の午後、いくつかの議題について、さらに熱くヒートアップする意見交換がなされました。

[議題]

  1. 事業計画について
  2. 実施体制、担当について
  3. eラーニングシステムについて
  4. 実施スケジュールについて
  5. 今後の進め方について

ミーティングで出された意見、アイデアをもとに着実に事業を進め、これからの図書館職員に求められる専門性を育成できるように実りある事業としたいと思います。